お姫さまの悪夢
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「お姫さまの悪夢」
寝苦しい夜。
汗まみれで、お姫さまは夢を見ていました。
それは、なくなった自分の頭を探す夢でした。
ふわふわの白いネグリジェを着たまま
お姫さまの首から下の身体で
お城のあちこちを歩き回りました。
腕をまさぐりながら
ネグリジェに足がもつれて何度も転がりながら
しばらく探し続けました。
召し使いのものとは誰一人とも出会いません。
ひょっとしたら、みんな気味悪がって、
どこかに隠れたのかもしれません。
「ああ、あちこち転んで身体が痛いわ…」
心の中で呟きます。
結局、お城の中にはありませんでした。
そこで、天使の噴水がある中庭へと向かいました。
そして、ようやくお姫さまは自分の頭を見つけたのです。
中庭の、ずいぶんと向こう側にありました。
緑のお皿の上にありました。
お姫さまの頭は、枯れた薔薇と血まみれで
音もなく泣いていました。
お姫さまは、しばらくその頭を眺めていましたが
なぜだか滑稽に思えてきました。
「まあ、夢なら早く醒めて欲しいけど。
でもこれが本当なら、黒猫にでも食べられちゃいな!! 」
そう出すと、妙に可笑しくなって
お姫さまの身体は、しばらく笑いが止まりませんでした。
とさ。
頭をのせたお皿30㎝サイズ
頭のミルクプリン
血液ふうミルクベリーソース
悪夢味のゼリー
枯れた薔薇のシュガー漬け
寝苦しい夜。
汗まみれで、お姫さまは夢を見ていました。
それは、なくなった自分の頭を探す夢でした。
ふわふわの白いネグリジェを着たまま
お姫さまの首から下の身体で
お城のあちこちを歩き回りました。
腕をまさぐりながら
ネグリジェに足がもつれて何度も転がりながら
しばらく探し続けました。
召し使いのものとは誰一人とも出会いません。
ひょっとしたら、みんな気味悪がって、
どこかに隠れたのかもしれません。
「ああ、あちこち転んで身体が痛いわ…」
心の中で呟きます。
結局、お城の中にはありませんでした。
そこで、天使の噴水がある中庭へと向かいました。
そして、ようやくお姫さまは自分の頭を見つけたのです。
中庭の、ずいぶんと向こう側にありました。
緑のお皿の上にありました。
お姫さまの頭は、枯れた薔薇と血まみれで
音もなく泣いていました。
お姫さまは、しばらくその頭を眺めていましたが
なぜだか滑稽に思えてきました。
「まあ、夢なら早く醒めて欲しいけど。
でもこれが本当なら、黒猫にでも食べられちゃいな!! 」
そう出すと、妙に可笑しくなって
お姫さまの身体は、しばらく笑いが止まりませんでした。
とさ。
頭をのせたお皿30㎝サイズ
頭のミルクプリン
血液ふうミルクベリーソース
悪夢味のゼリー
枯れた薔薇のシュガー漬け